ファイルサーバーについて
- Q01.ファイルサーバーのスペックを教えてください。
- A01.
2000GB上限の従来モデル「ファイル執事」のスペックは以下の通りです。
・CPU:1vCPU メモリ:2GB ルートディスク:8GB
・データディスク:500GB、1000GB、2000GBより設定を承ります
一度設定を行ったデータディスクのサイズは、「ディスク追加」等のお申し込みみをいただくことで、変更することが可能です。設定の変更は弊社にて行います。
ディスク追加に伴い、毎月のIsolateシリーズ利用料金が変わりますので、あらかじめご留意ください。 - Q02.「おまかせ設定」で代行してくれる作業はどのような内容ですか?
- A02.
本サービスは、ファイルサーバーディスク容量・VPN接続環境・サーバーアクセス環境ボリュームシャドウコピーおよびバックアップ機能の利用についてヒアリングをさせて頂いた後、ファイルサーバーとVPN接続環境およびアカウント設定(ファイルサーバー側)は弊社および弊社パートナー日本情報システム社にて構築を行います。
そのため、お客さまは接続するクライアントやルーターの設定を行っていただくだけですぐにファイルサーバーをご利用いただけるサービスです。
また、ファイルサーバー利用開始後の監視(Ping/サービス/リソース)や一次復旧対応まで弊社で実施しますので、お客さまはファイルサーバー運用に必要な工数を極力かけずにファイルサーバー環境をご利用いただけます。 - Q03.既存環境のActive Directoryと連携することは可能ですか?
- A03.
可能です。
Active Directoryと連携する場合は拠点間VPNオプションが必須となります。
なお、Active Directoryと連携設定をご希望される場合、事前に貴社Active Directoryサーバーの詳細情報を弊社および日本情報システム社に公開していただく必要があります。 - Q04.データが2000GBを超える場合でも利用できますか?
- A04.
大容量対応の「ファイル執事 on GMOクラウド Private」をご利用ください。
8TBおよび16TBのプランのご用意がございます。 - Q05.VPNを利用しないでファイルサーバーに接続することは可能ですか?
- A05.
いいえ。
当サービスは、標準でリモートアクセスVPNによる接続、オプションで拠点間VPNによる接続を行うことを前提とした仕様となっております。 - Q06.フォルダの中に、自動的にThmbs.dbというファイルが生成されます。
Android端末からしか見えないのですが、このファイルは何でしょうか?
不要であれば削除するか、見えなくすることは可能ですか? - A06.
『Thumbs.db』は、フォルダ内のファイルを縮小表示した場合に自動的に作成されるキャッシュファイルです。
Windowsクライアントのファイルエクスプローラーで参照した場合、標準では不可視設定となっているため見ることはありませんが、AndroidなどのWindows以外のクライアントで、フォルダ参照をした際に可視化される場合があります。
削除しても問題はありません。ただし、再度Windowsクライアントで対象フォルダを参照した場合、自動で再作成される場合があります。 - Q07.Android端末のみ、topフォルダのほかに、「IPC$」というフォルダが見え、クリックすると異常終了になります。
このフォルダはなぜ生成されるのでしょうか?見えなくすることはできますか? - A07.
『IPC$』はシステムフォルダになります。
Windowsクライアントのファイルエクスプローラーで参照した場合、標準では不可視設定となっているため見ることはありませんが、AndroidなどのWindows以外のクライアントで、フォルダ参照をした際に可視化される場合があります。
システムファイルなので、削除することはできません。 - Q08.申し込みからファイルサーバーの利用ができるまで、どのくらいの日数がかかりますか?
- A08.
お申し込み頂いたお客さまに、設定のための簡単なヒアリングを行っております。
お客さまへの設定ヒアリング完了後、5営業日以内で利用開始可能です。 - Q09.匿名接続とは、どのようなケースで利用する接続方法ですか?
- A09.
匿名接続(Anonymouse)はファイルサーバーへのアクセスにユーザー名/パスワードを利用しない特殊な接続方法(フルオープン)となります。
アクセス権を参照できないアプリケーションを利用する場合にご利用いただけます。 - Q10.ファイル形式や1ファイルサイズの制限はありますか?
- A10.
ファイル形式についての制限
・環境依存文字のファイル名はご利用できません
・ロングファイルネームのファイル名はご利用できません(最大255文字まで)。
・.(ドット)で始まるファイルはご利用できません。
・ご利用のクライアントOSで予約されているファイル名のご利用はできません。
ファイルサイズについての制限
・取り扱えるファイルサイズの上限は、2の64乗バイトです。そのため、ファイル執事のディスク容量の制限値である2000GBが1ファイルの上限サイズとなります。
・ディレクトリ内のファイル数:2の48乗個です。そのため、約256兆個のファイルを作成できますが、ご利用されるクライアントOSの制限値を優先していただくことになります。 - Q11.ユーザー追加の方法を教えてください。
- A11.
アカウント追加作業(有償)をお申し込みいただくことで、対応いたします。
お申し込み後、5営業日以内にご利用開始いただけます。 - Q12.海外からでも使用可能ですか?
- A12.
はい。
インターネットが接続可能な環境であれば、どこからでもご利用いただけます。ただし、ご利用の国や地域によっては、接続できない場合がありますので、事前に調査いただけますようお願いいたします。
なお、ファイルサーバーへのアクセスにあたっては、VPN環境の設定が必要になります。 - Q13.パソコンAでファイル執事上のファイルを更新しましたが、パソコンBでそのファイルを見ると内容が反映されていません。どのようにすれば反映されるのでしょうか?
- A13.以下の手順にて、設定のご確認をお願いいたします。
コントロールパネル>同期センター>オフライン ファイルの管理>「オフラインファイルは現在有効です」と表示されていた場合、「オフライン ファイルを無効にする」を選択してください。選択後、再度ファイルの更新をお願いいたします。
クライアント端末について
- Q01.ファイル執事の対応OSを教えてください。
- A01.ファイル執事をご利用いただける端末は以下の通りです。
・Windows:Vista以降
・Android:4.x以降(※1)
・iOS:7以降(※1)
※ いずれも動作検証済みOSとなります。
※1. ファイルやフォルダにアクセス権限を付与することはできません(アクセス権限の利用は可能)。またボリュームシャドウコピーからのファイル復旧操作には対応していません。 - Q02.スマートフォンやタブレットでも利用できますか?
- A02.はい、ご利用いただけます。
対応OSは「Android 4.x以降」「iOS 7以降」となります。
ただし以下の制限があります。
・ファイルやフォルダにアクセス権限を付与することはできません(アクセス権限の利用は可能)。
・ボリュームシャドウコピーからのファイル復旧操作には対応していません。
上記機能の利用はWindows OSのみ対応となります。
ファイル執事のファイルやフォルダへは各端末にて対応アプリをインストールの上、アクセスすることができます。詳細は「VPNソフトウエア(Android用)設定手順書」または「VPNソフトウエア(iOS用)」を参照ください。 - Q03.IDを間違えて別ユーザーのVPNソフトウエアをインストールしてしまいました。
どうすればよろしいですか? - A03.アンインストールマニュアルをご覧になってアンインストールしてから、再度インストールを行ってください。
VPNソフトウエア(Windows用)アンインストール手順書
VPNソフトウエア(Android用)アンインストール手順書
VPNソフトウエア(iOS用)アンインストール手順書
データディスクについて
- Q01.データディスクの容量を減らすことは可能ですか?
- A01.
いいえ。
ファイルサーバーのお引き渡し後に、データディスクの容量を減らすことはできません。
万が一データディスクの容量を削減されたい場合は、別途ご相談ください。 - Q02.データディスクの容量を追加することは可能ですか?
- A02.
可能です。
「ディスク追加」をお申し込みみいただくことでデータディスクのサイズを「ファイル執事」では最大2000GBまで拡張することが可能です。拡張作業はデータ消失リスクやサーバー停止に同意いただく必要があります。
データディスクサイズの変更に伴い、毎月のサーバーリソース(GMOクラウドALTUS Isolate)利用料金が変わりますので、あらかじめご留意ください。
「ディスク追加」をお申し込みみいただく場合、事前にバックアップの取得をお願いします。
リモートアクセスVPNについて
- Q01.仮想VPNサーバーのスペックを教えてください。
- A01.
2000GB上限の従来モデル「ファイル執事」のスペックは以下の通りです。
・CPU:1vCPU メモリ:1GB ルートディスク:8GB
仮想VPNサーバーは、お客さまのご要望により初期構築段階で、vCPU数およびメモリ容量のスペックを変更することができます。(ルートディスクのサイズは変更できません)
また標準スペックでご利用後、「リソース変更作業」をお申し込みみいただくことでも、スペックを変更することが可能です。
ただし、仮想ルーターのサイズ変更を行った場合、クライアントVPNのセッションが切断されます。このため、クライアントVPNの再接続を行っていただく必要があります。
クライアント側に、ドライブ割り当てを行っていた場合、☓マークが表示される場合がありますが、クライアントVPNを再接続後、対象ドライブをダブルクリックすることで使用可能となります。 - Q02.リモートアクセスVPNで接続する場合の、端末側の設定方法を教えてください。
- A02.
マニュアルの「VPNソフトウエア(OS名)設定手順書」を参照してください。
VPNソフトウエア(Windows用)設定手順書
VPNソフトウエア(Android用)設定手順書
VPNソフトウエア(iOS用)設定手順書 - Q03.1つのアカウントで複数台の端末からアクセスすることは可能ですか?
- A03.
可能です。
マニュアルに沿って端末側の設定作業を行ってください。
なお、VPNの接続仕様上、同じアカウントでの同時接続は1台となります。 - Q04.タブレット端末でファイルサーバーからファイルをダウンロードする方法を教えてください。
- A04.
ファイルサーバーにあるファイルを参照するためにはVPNソフトのほかに専用ソフトが必要になります。
お客さまの使いやすいソフトを選んでご利用ください。
使用用途の参考例は「VPNソフトウエア(iOS用orAnddroid用)設定手順書」の最後のページに記載しております。
VPNソフトウエア(Android用)設定手順書
VPNソフトウエア(iOS用)設定手順書
ファイルサーバーにあるファイルを参照するためにはVPNソフトのほかに専用ソフトが必要になります。
アクセス権の設定について
- Q01.ファイル、フォルダにアクセス権を設定することは可能ですか?
- A01.
可能です。
フォルダ、ファイル単位でアクセス権の設定が可能です。
WorkGroupの場合、ユーザー単位によるアクセス権のみ利用可能です。
Active Directoryと連携させることで、ユーザー・グループでアクセス権が利用可能です。 - Q02.フォルダの権限設定の方法を教えてください。
- A02.
マニュアルの「権限設定手順書」を参照してください。
権限設定手順書 - Q03.ファイルサーバーを複数の企業間のデータ受け渡しで利用する場合、
特定のフォルダを特定の企業から見えなくすることは可能ですか? - A03.
可能です。
お客さま側でフォルダにアクセス権限を設定される際の基本仕様といたしまして、アクセス権限の無いフォルダは見えない仕様となっております。 - Q04.Android,iOSからアクセス権設定はできますか?
- A04.
いいえ。
Androidおよび、iOS端末からは、アクセス権設定はできません。
WindowsVISTA以降のOSを搭載したWindowsパソコンより、アクセス権の設定を行ってください。
なお、Android端末およびiOS端末から、アクセス権を利用したファイルサーバーの利用は行えます。 - Q05.権限設定をする際の名称に「Wheel」という名前が表示されますが、これは何ですか?
- A05.システムが利用するグループ名です。グループ『Wheel』の削除は行わないでください。
- Q06.アクセス権を設定しましたが、アクセスができません。
- A06.以下の手順にて、設定のご確認をお願いいたします。
コントロールパネル>資格情報マネージャー>「windows資格情報」の項目に
ファイル執事に対しての異なるユーザーが登録されていると正常にアクセスができない可能性があります。
ボリュームシャドウコピーについて
- Q01.ボリュームシャドウコピーの仕様を教えてください。
- A01.
コピー実施時間:毎日7時と12時に行います。
保存期間:最大30日間保存します。
保存場所:データディスク内に隠し属性で保管されます。
復元の単位:フォルダおよびファイル単位で復元可能です。
※ボリュームシャドウコピーの復元はWindows端末からのみ可能です。 - Q02.ボリュームシャドウコピーを利用する場合、どの程度のデータディスク容量が必要になりますか?
- A02.
ボリュームシャドウコピーを保管する容量は実際のデータ容量の10%〜20%となります。
ただし、お客さまのファイルサーバーの利用方法によりましては20%を超える場合もありますので、一日あたりに発生する新規ファイル+変更ファイルの容量算定を実施することを推奨します。 - Q03.ボリュームシャドウコピーでデータを復旧させる方法を教えてください。
- A03.
下記マニュアルに記載がありますので、ご確認ください。
VSSによるファイルおよびフォルダの復元方法 - Q04.ボリュームシャドウコピーをデータディスク以外の別領域に保存することは可能ですか?
- A04.
いいえ。
ボリュームシャドウコピーの保存データはデータディスク内に保存されます。 - Q05.ボリュームシャドウコピーを使用すればバックアップは必要ないですか?
- A05.
ボリュームシャドウコピーは、ファイルサーバーのデータと同じ「データディスク内」に保存されます。
そのため、データディスク内に保存したお客さまのデータを誤って削除してしまった場合や、データが破損して読み出せなくなってしまったりした場合等の復旧に有効な機能です。
データディスク自体の問題をご懸念される場合は、「バックアップ設定作業」をお申し込みいただくことで、バックアップ環境をご提供いたします。 - Q06.ボリュームシャドウコピーを利用しない設定は可能ですか?
- A06.
可能です。
申し込み時に、『VSS』『非VSS』のどちらをご利用されるかヒアリングを弊社にて行います。
標準のご提供パターンは、『VSSのみ利用』『非VSSのみ利用』のいずれか一方でのご利用とさせていただきます。
『VSS』『非VSS』の同時利用パターンの場合は、別途ご相談とさせていただきます。
価格面に関しては、どのパターンでも変更はありません。 - Q07.ボリュームシャドウコピー対応フォルダを追加することは可能ですか?
- A07.
TOPフォルダにつきましては、サービスお申し込み後のヒアリングの段階において、ボリュームシャドウコピー機能に対応したフォルダとするかボリュームシャドウコピー機能を利用しないフォルダとするか、いずれか一方をご選択いただくことが可能です。
TOPフォルダを複数とする場合の構成につきましては、別途ご相談ください。 - Q08.ボリュームシャドウコピーからファイルやフォルダを復旧させる場合、
復旧可能なアカウント以外からは復旧を行えないようしたいのですが、
どのような方法がありますか? - A08.
Active Directoryをご利用されている場合はご要望の内容が実現可能です。
Active Directoryのグループポリシーを利用してユーザーに「以前のバージョン」を表示させないことが可能です。以下に参考URLを添付します。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/c2dd7be1-0d28-4a1a-9277-aa0fa5a5d3c5/vss?forum=windowsserver2008ja
※ワークグループの場合は特定のアカウントのみに復旧権限を持たせることはできません。
マネージドサービスについて
- Q01.アラートメールが英文で届きました。どのような意味ですか?
- A01.
アラートメールの一覧はマニュアルに記載しております。詳しくは下記を参照してください。
警告メール一覧
アクセスログについて
- Q01.アクセスログのサーバーのスペックを教えてください。
- A01.標準のスペックは以下の通りです。
・CPU:1vCPUメモリ:512MB
・ルートディスク:20GB(本サービスの基本設定値となります)
・データディスク:1GB〜1000GB:お客さまのご要望により左記の範囲で設定を承ります - Q02.申し込みみからアクセスログの機能が利用できるまで、どのくらいの日数がかかりますか?
- A02.お申し込み頂いたお客さまに、設定のための簡単なヒアリングを行っております。
お客さまへのヒアリング完了後、3営業日以内で利用可能です。 - Q03.アクセスログの保存タイミングについて教えてください。
- A03.アクセスログは日時で蓄積され当日分のログを翌朝3時頃に配信します。
ログの保存容量がディスクいっぱいになった場合は、古いログファイルが削除され、新しい期間のログファイルが保存されます。
アクセスログの容量は1アカウントあたり1日約2MBとなります。
ご利用されるアカウントと保存日数から余裕のもったディスク容量でのご利用をお勧めいたします。 - Q04.アクセスログで確認できる内容を教えてください。
- A04.以下の内容についてご確認いただけます。
日時、接続ユーザー名、VPN接続時のIPアドレス、動作(閲覧、作成、削除、変更) - Q05.アクセスログファイルの保存形式を教えてください。
- A05.ログファイルの文字コードはUTF-8、ファイルはテキスト形式で保存されます。